サービス・施設

岡山と東京の15拠点で医療・介護施設を運営している、きのこグループ。認知症専門病院を筆頭とした医療施設と、在宅支援サービスや入所・入居のための介護施設などが連携しあい、主に認知症の方やお年寄りの暮らしをサポートしています。

治療/医療

日本で最初の認知症専門の医療機関として1984年に開設した「きのこエスポアール病院」を中心に、岡山県で展開。外来はもちろん入院にも対応し、治療を目的とする認知症治療病院として120床、終の棲家の役割を果たす介護医療院として60床を用意しています。認知症の診断や治療から相談、研修までを行う岡山県指定の「認知症疾患医療センター」も併設。また、「きのこ診療所」では、一般診療だけでなく、検査結果から認知症の適切な診断、ケアプランを考え、症状によっては他の医療機関と連携を取りながら治療にあたっています。

きのこエスポアール病院外観きのこエスポアール病院
認知症の方のお話にも、傾聴して、受容して、共感して、対応します

介護/ケア

生活全般の相談窓口となる「包括支援センター」から、「通所介護事業所」や「訪問介護事業所」、在宅復帰をめざす「介護老人保健施設」や家庭での生活が困難な方に向けた「ケアハウス」、認知症のある方が介助を受けながら共同生活を送る「グループホーム」や常時介護を必要とされる方のための「特別養護老人ホーム」などまで、介護・ケアにおけるあらゆるサービスを整えています。さらには地域のさまざまな医療機関や介護保険事業所と連携し、認知症の方をトータルでケアできる体制を整えています。

岡山

笠岡市や井原市の自然に囲まれた静かな地域に多くの施設を設け、お年寄りの豊かな生活を支援しています。入居施設を中心としたサービスが多く、地域とのつながりが濃いことも特徴です。井原市の「西部いこいの里」と、総社市の「総社市山手福祉センター」では在宅複合施設として運営しています。通所も行っている「きのこ老人保健施設」が「きのこエスポアール病院」に併設されているなど、グループ内をはじめとする医療施設との連携が、各サービスの利用者さんやご家族にとっての安心材料にもなっています。

東京

千代田区、港区、品川区の3地区5拠点に5つの施設を開設。きのこグループで培ってきた知見をゼロから反映させた施設を設けています。各施設では地域行事に参加するなど、地域との関わりを大切にし、利用者が地域で暮らす楽しみが継続できるよう配慮。在宅生活を支えるサービスを中心に、利用者さんと出前を取ったり外食をしたりお出かけしたりと、都心部ならではのサポートも実践しています。

在宅支援サービスや入所・入居のための介護施設があります

地域支援/研修・講演

グループ内に「きのこ地域連携室」を設け、認知症の方地域で暮らしていくための活動を展開。各地で認知症の方やそのご家族、地域住民や専門家などが気軽に集える「認知症カフェ」を開いています。千代田区では常設型で実施していて、年間を通じて「認知症ケア講座」も催しています。本人ミーティングや家族ミーティングなどに加え、認知症への不安を抱える方々を対象に、各地で医師と話し合える座談会形式の相談会なども実施。介護保険の対象外である若年層もサポートしています。また、笠岡市では、市から委託され研修を行っている認知症介護研修センターや、仕事と子育ての両立を支える保育施設も運営。「きのこ老人保健施設」では、ユニットケアのリーダーになるのに必要なユニットリーダー研修の実地研修を行うなど、外部からの見学や研修も積極的に受け容れています。地域の医療・福祉関係者で組織する協議会も開催。認知症への理解をさらに深めるとともに連携を強め、利用者さんの生活やケアの質の向上にも努めています。

認知症の方が生活しやすい環境づくりに貢献する研修センター・講演

さまざまな研究や実践により認知症の治療やケアの方法は日々進化しています。より良いケアのため職員は常に学び続けることが重要です。そのためきのこグループでは認知症の方をケアする職員に対し研修や講座を開催しています。また、認知症と関わりの少ない市民に対しても認知症に関する啓発・啓蒙活動を行っています。笠岡市内に限らず、全国の認知症専門職の方の研修、ユニットケア新規開設職員の専門技術習得の研修などもできる限り対応し、認知症の方が生活しやすい環境づくりに貢献しています。

「認知症カフェ」や「認知症ケア講座」、職員に対しての研修や講座、認知症に関する啓発・啓蒙活動も行っています

施設一覧

各アイコンのサービスについて

医療
入院
外来では対応が難しい場合に入院して治療や生活を支えていきます。介護医療院では医療と介護の双方が必要な高齢者の生活を支えていきます。目指すのは『治す』医療から『支える』医療へ。認知症を専門に診続けてもうすぐ半世紀。病院らしくない病院を目指しています。
外来
体の不調や、心配事があるときに受診いただけます。きのこグループの外来では『病気』を診るのではなく『ひと』を診る医療を目指しています。特に認知症があって受診に困っている方や、認知症に対しての不安がある方にご利用いただいています。
【診療科目】内科・精神科・神経科・リハビリテーション科・耳鼻科
認知症医療
認知症疾患医療センターでは認知症への初期対応、身体合併症の急性期治療を行います。また退院する方が必要とする介護サービスの提供、地域における見守り等の日常生活面の支援や、家族を対象とした相談支援等に適切につながるよう、地域包括支援センターや介護支援専門員等への連絡調整を行います。
相談
包括
地域包括支援センターは、2005(平成17)年6月末の介護保険法改正に伴い創設された公的な相談機関です。「主任ケアマネジャー」「保健師」「社会福祉士」という3つの専門職種が、連携を取って相談に応じていきます。困りごとがあればまずご相談ください。
ケアマネ
ケアマネジャーによるケアプランの作成や、介護事業者との連絡調整・紹介などのサービスを行う窓口です。ご自宅にお伺いし、困り事をお聞きしたうえで必要なサービスを専門的な視点でご提案します。住み慣れた自宅で生活が続けられるように一緒に歩んでいきます。
認知症カフェ
認知症の方やその家族、地域住民、介護や福祉の専門家など誰でも、気軽に集える場所です。介護ストレスの軽減の場だけでなく、あらたな出会い、地域とのつながりの場です。運営しているのは介護保険や地域の社会資源を良く知る専門家です。認知症の事を知りたい、学びたい、認知症になっても安心して暮らしたい。そんな地域を作る場所です。
自宅生活を支援
多機能
『通い』を中心に必要な時は顔なじみのスタッフが自宅を『訪問』して日常生活のお世話を行います。また、通いなれている場所で『宿泊』することもできます。住み慣れた自宅で、地域で生活が続けられるように支援していきます。
訪問
ホームヘルパーが家事や介護など、身の回りのお世話をします。食事や入浴、体の清拭などの身体介護と、調理や洗濯、清掃などの生活援助の2種類の専門的サービスがあります。資格を持った専門のスタッフが訪問する事で変化に気づいたり相談にものります。必要時にはケアマネージャーなどとも迅速な連携を取っていきます。
通所
住み慣れた自宅で地域で、繋がりのある方たちと生活が続けられるように、施設に定期的に通いながら入浴など、必要な介護を提供します。また、施設での新たな人との繋がりが社会性を維持します。専門スタッフと機能訓練する事で心身の動きを良くしたり維持したりします。
短期入所
介護疲れの軽減、介護者の用事などの際に一時的、もしくは計画的に泊りでの介護サービスを提供します。
入居
グループホーム
認知症により、一人暮らしや家族との生活が難しくなった方のための施設です。地域密着型サービスで、住み慣れた地域で家庭的な環境の中、これまで同様にその人らしく暮らし続けることができます。9人以下がひとつの単位で地域で共に生活していきます。
入居
ご自宅で住み続ける事が困難になった方に様々な形で生活の場を提供しています。何かあった時に相談できるスタッフが常駐している高齢者住宅。介護が必要な方が安心して生活できる特別養護老人ホームや老人保健施設。医療も必要な方には介護医療院。『つながり』や『主体性』を特に重視した環境作りを行っています。

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