サービス･施設

1981年に開設した、グループ内で最も歴史のある施設です。そして2020年に新築、全室洗面所とトイレがついた個室（ユニット型）の最も新しい施設でもあります。各ユニットには、リフト付きの浴室と、リビングが2つあります。

リビングで職員や利用者の皆さんと過ごし、個室では一人の時間を大切にゆっくりと休んでいただくことができます。それぞれの方の今までの生活が、施設に入っても途切れることのないような生活が続けていけるよう、ご家族の方との話し合いを大切にしています。聞きたい音楽を聴いたり、見たいテレビをお部屋で見て、時には散歩やドライブへ出かけたり、スタッフとじっくり話しこんだり、お一人お一人の思いに寄り添う個別ケアを行います。ユニットは利用者の方と、なじみのスタッフの一つの家。各ユニットにリフト付きの浴室も完備しました。ご家族にとっては「離 れ」。そんな関係性を目指しています。

また、移動販売車とくし丸や、定期的な訪問理美容、移動図書館などが定期的に来たり、さくらの家（認知症カフェ）を運営していたりと、地域の方との交流も大切にしています。そして、今までの人生をスタッフと共に何度も何度も思い出をかみしめながら、最後の時間をゆっくりと過ごしていただこうと、看取りケアにも重点をおいております。
認知症があっても、どんなに体が不自由になっても、たったひとつの人生を、精一杯生ききられる利用者の皆様の近くで仕事ができることを、スタッフは素晴らしい仕事だと思っています。

併設事業として、きのこ倶楽部（小規模多機能事業所）と、きのこセイモン居宅、さくらの家（認知症カフェ）があります。自宅で生活されている高齢者が、自分らしい在宅での暮らしを継続できるように支えていきます。きのこ荘全体で地域の皆さんから求められ、頼りになる施設になることを、私たちは目指しています。

利用者の皆様は、住み慣れた地域で顔見知りの職員からケアを受けられるので、アットホームな環境で落ち着いた暮らしを送ることができます。職員も細かな変化に気づきやすく、早期対応が可能です。パーソンセンタードケアを理念とし、利用者の皆様のペースやご希望に合わせた介護・支援を提供に努めています。

また、「きのこ荘まつり」や「きのこ茶屋」などのイベントを通じた地域との交流も大事にし、充実した環境づくりを目指しています。