理学療法士の介護業界への転職で押さえておきたい志望動機のポイントから自己PRとは

リハビリテーションの専門家である理学療法士。

病院で活躍していることが多いですが、近年、健康寿命を延ばす目的でリハビリに注力する介護施設が増えており、介護の現場でのニーズが高まっています。

介護業界への転職を考えている場合、どのように志望動機や自己PRをまとめたら転職がスムーズに進むのでしょうか。

ポイントは今までのスキルや経験を具体的に伝えること、熱意をアピールするという2点です。

介護業界での理学療法士の仕事

立つ、歩く、座るといった基本動作に関するリハビリを行う理学療法士。

介護業界の場合、老健など医療的な側面が強い施設では医師の指示に従ってリハビリを行います。

一方、特別養護老人ホームなど介護の度合いが高い施設では、介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成したケアプランに基づいて機能訓練をすることが一般的です。

病院ではリハビリを行って機能が回復したら退院していきます。

介護施設の場合、回復よりも日常生活で必要な身体機能の維持が目的であり、一人の利用者さんに長く寄り添っていくことが多い傾向です。

なお、介護福祉士の資格を持っていない場合、介護施設で働く理学療法士が食事や入浴、排せつ介助を行うことはありません。

強い志望動機の作り方

転職をする際、なぜこの施設を選んだのかという志望動機は必ず聞かれます。

なぜなら、採用担当者がもっとも知りたい部分だからです。志望動機があいまいな場合、内定獲得は厳しくなります。

履歴書や職務経歴書では200~300字程度でまとめ、詳細は面接で話しましょう。

志望理由、具体的なエピソード、応募先で実現したい内容という順番でまとめると、忙しい採用担当者でもスムーズに理解できます。

たとえば、一人ひとりの利用者さんと丁寧に向き合いたい、さまざまな現場を経験しリハビリのスキルを伸ばしたいなど、最初に自分のめざすキャリアプラン、方向性をはっきりと伝えます。

次に具体的なエピソードを用いてそのように考えるようになった理由を説明。最後にこの施設でどのような働き方をしたいかをアピールします。

活躍のイメージは施設の理念や力を入れていることと関連させて伝えましょう。

企業研究を行っていることが伝わり、熱意もアピールできます。

魅力が伝わる自己PRのまとめかた

志望動機と似ていますが、自己PRは自分の得意なこと、強みを伝えた後、採用後はこのような活躍ができるので、施設にメリットがあるということを伝えるものです。

300~400字程度でまとめるのが一般的です。

自分の強みを把握するために、まずキャリアの棚卸しを行いましょう。

今までの職歴、経歴を箇条書きで全て書き出します。

経験した分野や症例のほか、利用者さんやスタッフに褒められたこと、やりがいを感じたことも書き出すと、キャリアの棚卸をしながら自己分析もできて一石二鳥です。

全て書き出したら、自分の強みとなっている部分と、施設の理念やモットーに共感する部分、求める人材像と一致する部分があるでしょう。

共感した部分と理由を中心に自己PRをまとめると、採用担当者は活躍している様子をイメージしやすくなります。

自己PRでも志望動機と同様、できるだけ具体的に伝えることが重要です。

利用者さんからの評判が良かったならどのような言葉をかけられたのかなど、細部まで詳しく書いてあると信ぴょう性が増します。

きのこグループでの理学療法士として働こう

認知症ケアに注力しているきのこグループでは、利用者さんの身体機能維持のために日常生活に則したリハビリを重視しています。

認知症の方は「今までできていたことが急に難しくなってしまう」ということがよく起こります。

きのこグループでは最期までその人らしい生活を支えていく事を理念にしており、画一的なケアを行っていません。

介護職、ケアマネジャー、栄養士など他職種で連携して、その人らしさを重視したケアを実践。

理学療法士の方は、理学療法士の視点から最適なケアを考案し、実践していってほしいと考えています。

利用者さんに長く丁寧に寄り添いたい方、自分なりの創意工夫を活かしたリハビリをしていきたい方、他職種と連携しチームワークを重視して働きたい方は、きのこグループで働くことを強くお勧めします。