認知症ケアに関わる方必見!認知症ケアの最新動向とキャリアアップをめざせる資格について解説!



現在、日本では高齢者の4人に1人が認知症またはその予備軍、2025年にはさらに増加して約700万人、5人に1人が認知症になると予測されています。

今や認知症は誰もがなりえる身近なものだからこそ、介護士の需要はますます高まり、認知症ケアも重要になってくるでしょう。

この記事では、認知症ケアについての最新動向と、キャリアアップをめざすことができる資格について紹介します。

ぜひ参考にして、今後のキャリアプランや介護の仕事に活かしてください。

厚生労働省による認知症施策推進計画

令和元年に「共生」と「予防」を両輪とした、厚生労働省による認知症施策の推進が認知症施策推進関係閣僚会議で決定されました。

団塊世代が75歳以上になる2025年をめどにして、5つの柱を軸にさまざまな事業が行われています。

70代での発症を10年間で1歳遅らせることを目標に、認知症を抱える本人やその家族の視点を重視し、住み慣れた地域の中で尊厳を保ちながら自分らしく生活できる地域包括ケアシステムの構築をめざします。

さらに、認知症予防を含めた備えとしての取り組みも推進しています。

キャリアアップがめざせる資格3選

活躍の幅が広がるほか、資格手当も支給されるため収入アップも期待できます。

・介護福祉士

介護分野で唯一の国家資格であり、現場で働く介護職の最上位にあたります。資格保有者は介護に関する知識、技術が備わった人材として高く評価されます。

食事や着替え、入浴、排せつなどの介助を行う身体介護、サービス利用者の食事の支度や片付け、部屋の掃除を行う生活援助のほか、ご家族への助言や指導も行います。

経験を積むと、介護職を束ねるリーダーを任されることも。

訪問介護事業所で働く場合は、サービス提供責任者として、訪問介護計画の作成を行うこともあります。

介護福祉士になるためには、国家試験に合格する必要があり、養成施設や福祉系高校を修了した人以外は、介護事業所での3年以上の実務経験に加え、所定の研修を修了しないと、受験資格が得られません。

そのため多くの人が働きながら合格をめざしています。

一度合格してしまえば、更新の必要がない一生モノの資格です。

介護福祉士として経験を積むと、ケアマネジャーの受験資格が得られます。

・ケアマネジャー

介護サービスの計画を立てるのが主な仕事であり、介護サービスを提供する事業所・施設と介護が必要な高齢者・家族を繋ぐ橋渡しの役割を担います。

年1回実施される筆記試験に合格し、実務研修修了後に各都道府県に登録を行うことで、ケアマネジャーになることができます。

介護に関する知識だけでなく、介護保険制度や法律に関する知識も求められるため、比較的難易度の高い試験です。

受験には、介護福祉士、社会福祉士など保健・医療・福祉に関する国家資格保有者としての実務経験が通算5年以上あること、または生活相談員、支援相談員などとして相談援助業務に通算5年以上の従事していることといった条件があります。

都道府県ごとに詳細な条件が異なるため、受験の前に必ずチェックしてください。

ケアマネジャーになると介護する機会は減少します。

介護経験が豊富だけれど、身体介護が体力的にきつくなってきた方にもおすすめです。

・社会福祉士

高齢者、障害者、生活困窮者など日常生活を送るのに支障がある人達の相談にのり、具体的な支援策を提供するのが主な仕事です。

高齢者が増えている今、社会福祉士のニーズも高まっています。

福祉系大学を卒業していない場合、一般養成施設を修了することで受験資格が得られます。

ただし、一般養成施設に入学するためにも相談援助の実務経験が4年以上などの条件があるため、まず介護施設等で相談援助の実務経験を積む必要があります。

社会福祉士は国家資格。社会的信用が高まるほか、資格手当が支給されるなどメリットも豊富です。

日本初の認知症専門病院を設立した「きのこグループ」でキャリアアップ!

認知症に対して最適なケアをめざす「きのこグループ」は、岡山と東京に多様な施設を展開しています。

人材育成にも力を入れ、働きながらの資格取得支援や福利厚生も充実。資格手当も支給しています。

認知症医療と介護の発展、さらには地域社会に貢献しながら、あなた自身のキャリアアップも実現させませんか?まずはぜひ求人をチェックしてみてください。