ケアマネジャーが知っておきたい今後のキャリアアップに必要なこと


先進国の中でも超少子高齢化と言われる日本。

今後ますます介護職の需要は高まっていくと予想されています。

その中でも、要介護者が介護サービスを受けるためのケアプランを作成したり、相談に乗ったりするケアマネジャーの存在は重要です。

どんなステップアップがあり、キャリアアップのためにはどんなことが必要なのか、今回はケアマネジャーのキャリアアップについて紹介します。

ケアマネジャー(介護支援専門員)のキャリアパス

ケアマネジャーのキャリアアップとしては、主任ケアマネジャーをめざすのが一般的です。

さらに経験を積んで管理者をめざすこともできます。

主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)

ケアマネジャーの上位職にあたるのが主任ケアマネジャー。

地域包括ケアシステムの中核を担い、ほかのケアマネジャー育成や指導を行います。

地域包括支援センターでは、主任ケアマネジャーの配置が義務づけられています。

<主任ケアマネジャーになるには>

「主任介護支援専門員研修」を終了し、主任ケアマネジャーの資格を取得します。

資格は研修終了後から5年間有効です。次のいずれかを満たしていれば研修を受講できます。

・専任のケアマネジャーとして通算5年以上従事

・ケアマネジメントリーダー養成研修修了、または認定マネジャーかつ専任のケアマネジャーとして通算3年以上従事

・主任ケアマネジャーに準ずる者としてすでに地域包括支援センターに配置されている

・「ケアマネジャーの業務に関して十分な知識と経験がある」と都道府県が適任者として認めた場合

管理者

要介護認定者が自宅で自立した生活を送れるように支援する事業所を「居宅支援事業所」といいます。

居宅事業所で主任ケアマネジャーとして経験を積み、事業所の管理者になるというキャリアパスもめざせます。

これまでは主任ケアマネジャーの資格がなくても管理者になることが可能でしたが、令和9年4月以降は「主任介護支援専門員」資格が必要になります。

また、多角的に事業所を経営している場合は、他の事業所の管理者や中間管理職などもめざせるでしょう。

<管理者になるには>

資格を取り、経験を積んだ主任ケアマネジャーなら管理者になることが可能です。

実際の管理者になるかどうかは各事業所や施設によります。

ケアマネジャーのスキルアップにプラスになる資格・研修

直接のキャリアアップではありませんが、取得したり受講したりすることでステップアップに有利になる、プラスになる資格や研修があります。

キャリアアップを考えているなら、ぜひこれらも検討してみましょう。

認定ケアマネジャー

ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格があり、ケアマネジャーとして3年以上の実務経験があれば「認定ケアマネジャー資格認定試験」に合格することで資格取得が可能。

利用者の生活の質向上や福祉への貢献を目的とし、ケアマネジメントの専門性をより深めることができます。

社会福祉士

国家資格である「社会福祉士国家試験」に合格すれば資格取得が可能です。

「福祉系の大学に通う」「短期養成施設に通う」「一般大学を卒業後実務経験を積み、一般養成施設に通う」という3つのルートを経て、国家試験を受験します。

資格取得を通して、相談援助に関する知識や技術を学ぶことができ、ケアマネジャーのスキルアップにつながります。

介護福祉経営士

1級と2級があります。誰でも受験可能な2級に合格し、資格登録した人が1級を受験することができます。

管理者としての視点や考え方を学べるので、将来的に管理者をめざすケアマネジャーにとってスキルアップになります。

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