特別養護老人ホームで働くメリットと活躍できる職種



特別養護老人ホームとは、常時介護が必要となった高齢者に対し、日常生活の介護や生活支援を提供する介護保険施設のことです。

特養という略称を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

主に要介護3以上の認定を受けた65歳以上の高齢者が入所できます。

特養は「ユニット型特養」と「従来型特養」の2つに分けられていることが多く、近年は居室が個室であるユニット型が主流となっています。

ユニット型では少人数のスタッフが利用者さんの日常的な生活をサポートするのが特徴です。

今回は、そんな特養で働くメリットと活躍できる職種などについて解説します。

特別養護老人ホーム(特養)で働くメリット

比較的給料が高い

特養の介護職員の給料は、他の介護施設と比較すると高い傾向です。

厚生労働省が公表した介護職員の平均給与額によると、特養で働く常勤職員の平均月給は345,590円、非常勤職員は202,950円となっています。

福利厚生が充実している

特養は社会福祉法人や地方自治体といった公的機関が運営しているため、国からの補助金を受けやすいのが特徴です。

さらに、介護保険が適用されるため入居を望む高齢者が多く、経営が安定しています。

そのため、働く職員の福利厚生も充実していることが多いです。

幅広い経験を積みスキルアップできる

特養は要介護3以上の認定を受けた利用者さんを受け入れているため、介護に高度な技術が必要です。

経験豊富な介護スタッフが多く在籍しているので、先輩スタッフの姿を見て学び、高度なスキルを取得しやすくなります。

経験が少なくても幅広い経験を効率よく積めるのがメリットです。

また、特養にはあらゆるニーズをもった利用者さんがいるため、臨機応変な対応が求められます。

一人ひとりのニーズに応じた介護ケアは、介護業界において注目されている技術。

特養で働いた経験は、転職の際にも有利になりやすいでしょう。

利用者さんと長期的に関われる

特養の利用者さんは高度な医療が必要とならない限り、その施設で生活を送り続けます。

終の棲家として選ぶ人もいるなど、長期間の利用が前提となっています。

そのため、特養で働けば、一人ひとりの利用者さんとじっくり関係性を構築することが可能です。

サポート対象者が次々に替わるのではなく、一人ひとりの利用者さんと信頼関係を築きたい人にはおすすめの職場といえます。

他の施設形態との違い

有料老人ホームとの違い

特養と有料老人ホームでは運営が異なります。

特養は地方自治体が運営している公的施設なのに対し、有料老人ホームは民間企業が運営しており、入居条件がさまざまです。

介護老人保健施設(老健)との違い

特養と介護老人保健施設(老健)では入居目的が異なります。

特養は終の棲家として利用できるのに対し、老健は自宅への帰宅が目標であり、機能を回復して自宅に戻るまでリハビリをする場所という立ち位置になります。

特養で働く人の職種

特養で働く人の職種には、施設長(管理者)や医師、介護職員・看護職員、生活相談員、機能訓練指導員、栄養士、ユニットリーダーなどがあります。

さまざまな職種の人がいるため、自分と違う立場の人とも協力をして働くことが求められます。

きのこグループの特養ではケアマネジャーなどを募集中!

きのこグループは岡山県と東京都で、認知症の人とその家族を支える社会を実現するためのネットワークを構築しています。

さまざまな医療機関や介護施設を運営しており、東京には「ありすの杜きのこ南麻布」という特養があります。

ありすの杜きのこ南麻布では、施設内ケアマネジャーを募集中。実際に生活の場であるケアの現場を見て、他職種と連携して利用者さんを支えていただきます。

管理職として働くことも可能です。 また、介護職員(非常勤)も募集しています。

ありすの杜きのこ南麻布では、介護のイメージである、食事ケア・入浴ケア・排泄ケアと呼ばれる3大ケアはもちろん、地域に密着し、旅行・外食・余暇、一人ひとりの特別なケアも実践。

あなたがケアを考え、自由に実践できる場があります。

労働時間は、3~8時間となっており、本人の希望に合わせて調整します。

特別養護老人ホーム(特養)の求人に興味がある方は、ぜひ応募してみてください!