認知症患者や高齢者をサポート「地域密着型サービス」でできること

リハビリをする高齢者と介護スタッフ
地域密着型サービスとは、認知症の高齢者や中重度の要介護高齢者が住み慣れた地域で生活できるように支援するサービス。指定された自治体の被保険者を対象にしており、地域住民と交流が持てるような場所にあるのが特徴です。この記事では地域密着サービスの特徴を解説し、きのこグループの地域密着型多機能ホームについても紹介します。

地域密着サービスの特徴や種類

地域密着サービスは、利用者のニーズにきめ細かく応えられるように柔軟にサービスを提供することです。小規模な施設が中心のため、利用者さんやスタッフが顔なじみになるなどコミュニティを作りやすく、アットホームな雰囲気の職場が多いのが特徴です。地域密着サービスには通所サービスや訪問サービス、施設サービス、複合サービスがあり、それぞれの中でも細かく分類されています。

 

通所サービス

通所サービスはデイサービスとも呼ばれており、「地域密着型通所介護」「認知症対応型通所介護」「療養通所介護」の3つを指します。

 

地域密着型通所介護は定員18人以下の小規模デイサービスであり、きめ細かいサービスを提供するのが特徴です。入浴や食事などの介護支援や機能訓練はもちろん、レクリエーションを楽しむ時間も用意されています。

 

認知症対応型通所介護は通所サービスと似ていますが、違いは認知症の専門的なケアを受けられること。定員が12名以下と規模が小さいため、環境の変化が苦手な認知症を持つ方も安心して通うことができます。

 

療養通所介護は医療ケアが必要な人を対象にした介護や機能訓練のサービスで、看護師が付き添う送迎サービスも実施しています。

 

訪問サービス

訪問サービスは「定期巡回・随時対応型訪問看護介護」と「夜間対応型訪問介護」の2つです。

 

定期巡回・随時対応型訪問看護介護は一日を通して定期巡回を行い、緊急時にも対応するサービスで、ホームペルパーと看護師が連携して食事や排泄などの生活介助や療養を行います。

 

夜間対応型訪問介護は一般的に18時から翌朝8時までに定期巡回または緊急時の対応を行うサービスで、生活介助や安否確認のほか救急車の手配なども行います。

 

施設サービス

施設サービスは「認知症対応型共同生活介護」「地域密着型特定施設入居者生活介護」「地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護」の3つを指します。

 

認知症対応型共同生活介護はグループホームとも呼ばれており、認知症の高齢者が59人の少人数ユニットで共同生活を送ります。介護スタッフが24時間体制で介助サービスを行い、機能訓練を受けることも可能です。

 

地域密着型特定施設入居者生活介護は29人以下の小規模な施設で、有料老人ホームやサービス付高齢者向け住宅、養護老人ホーム、ケアハウスなどのこと。介助サービスや生活支援サービス、機能訓練などが受けられます。

 

地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は特養とも呼ばれており、常に介護が必要な人が入居しています。要介護3以上の人が入居できる施設となっているため、介護の比重が大きいのも特徴です。

 

複合サービス

複合サービスは「小規模多機能居宅介護」と「看護小規模多機能型居宅介護」の二つを指します。

 

小規模多機能居宅介護は通所サービスと宿泊、訪問の三つの介護サービスを組み合わせて利用できるのが特徴です。

 

看護小規模多機能型居宅介護は小規模多機能居宅介護と似ていますが、訪問看護がプラスされている点が異なり、医療が必要な高齢者に特化しています。

 

きのこグループの地域密着型多機能ホーム

きのこグループの地域密着型多機能ホームは「品川区立地域密着型多機能ホーム 小山倶楽部」と「品川区立地域密着型多機能ホーム 東五反田倶楽部」の二つです。住み慣れた地域でイキイキと暮らすサポートを目的としており、利用者さんとご家族の希望に合わせた柔軟なサービスを提供しています。

 

どちらも小規模多機能型居宅介護とグループホームが併設した施設になっているため、最初は小規模多機能型居宅介護を利用し、その後李商社さんの状態に合わせてグループホームを選ぶことも可能です。一人ひとりの生活習慣を大切に、寄り添いながら仕事したい人にぴったりな職場だといえるでしょう。

 

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